大手を意識しすぎて無内定!? 末路なんて気にするな、大手企業を受け続けた方がいい理由
みなさん、大手病という言葉を聞いたことがありますでしょうか。別に体や心のどこかが悪くなる病というわけではありません。
大手病とは就活生の陥る一つの状態で、「絶対に大手企業に入りたいと」業種を関係なく、名前の知れた大企業をひたすら受け続けることを言います。
そして内定を一個ももらえない状態のまま就活が終わりに差し掛かる場合もしばしばです。
勿論、大学のキャリアセンターの人たちは「大手企業以外にも良い企業はあるから、中小企業も狙った方がいいよ。」とアドバイスをします。
しかし、あえて言いたいのはひたすら大企業を受けた方がいいということです。
なぜなら、大企業に入れるチャンスは大抵この時期しかないからです。
- なぜ大手企業を受け続けた方がいいのか。
- 今後の人生一生に左右するかも知れないから
- 大学のキャリアセンターの人は卒業までしか面倒を見てくれません。
- 就職を失敗して無内定になったら?
- 人生で今しかできないことを選択した方がいいと思います。
なぜ大手企業を受け続けた方がいいのか。
冒頭でも書きましたが、社会で名の知れた大企業へ入るためには余程の事情や人脈がない限り、新卒の就職活動でなければ入ることはできません。
つまり、極端なことを言えば大企業に入社できるのはほとんどの人は一生のうちにこのタイミングでしかあり得ません。
中には、「学歴フィルターがあるんだから受けるだけ無駄じゃないか」という意見もありますが、確かにこのような例も実際にありました。
しかし、大企業といえども日本の市場に上場しているような企業は約3600あります。ネットや人伝いで情報を集めていけばそのような制限を設けていない企業を見つける事も出来るのです。
僕の大学も、偏差値が50もない大学ですが、東証1部の企業や所謂大企業に入社している学生もいます。
今後の人生一生に左右するかも知れないから
これは少し、大げさかもしれませんが、日本において職業能力を育成してくれる場所は企業です。
その中でも親切に教えてもらえる時期というのは若い人や新卒で入った人です。そしてその教育内容や、仕事のやり方がしっかりしているのが大企業の良い点です。
そして社会に出ると20代の時に教わった事をベースに仕事をやっていくようになります。
転職をしても最初の会社で学んだことを活かして働いていくことになります。
なので20代の内にちゃんとした職業教育や、社会でのマナーをより深く学ぶことのできる大企業は、自分がより良く社会で働いていくのにも最適な場所なのです。
そして何よりも転職する際の大手企業の名前は、面接の時注目される事間違いなしです。
大学のキャリアセンターの人は卒業までしか面倒を見てくれません。
大学にあるキャリアセンターの人たちはなぜ、大手や、事務職など倍率の高い職場にこだわらなくてもいいというのでしょうか。
勿論、進路に対してのアドバイスなのでしょうが、あの人たちの仕事は「大学卒業後の進路をちゃんとさせる」という事です。
つまり、大学の紹介にあるような、卒業生の進路先や就職率を高めることが仕事なのです。学生が大手企業を受け続けて落ちて内定のないまま卒業したら大学の就職率はだだ下がりです。
そういう意図も若干含まれているということを意識しましょう。勿論みんながみんなそういう訳ではなく親身に聞いてくれる職員もいます。
なので極端な話、大学側としては大企業でも大量採用する営業職に学生を就職させればその会社名を進路先に書けるだけでなく、就職率をあげる事も出来るのです。
就職を失敗して無内定になったら?
また、新卒の肩書きがなくなったからといって就職ができないという訳ではありません。近年では、第二新卒という名の既卒3年以内の人材を確保しようと様々なところで積極的に採用を行っています。何もリクナビ、マイナビを使って新卒で入るのだけが就活ではありません。具体的な方法例をいくつか紹介したいと思います。
1 ハローワークへ行く
僕は新卒で入った企業を3ヶ月で辞めた後、速攻でハローワークに行きました。何も辞めた後の就職方法が分からなかったから行ったということもありますが、個人的には行って正解でした。
ハローワークは新卒をすぐに辞めた人や学卒のうちに就職できなかった人達にとっては非常に重宝する場所です。
また、地方だとハローワークだけでしか見つからないような仕事もあります。
2 転職エージェントを活用する
あとは、最近流行りの第二新卒や、ニート、フリーター向けの転職エージェントを活用するという点です。
ただ、気をつけなければならない点はこうしたエージェントの中にはお宝のような仕事もありますが、多くの場合は人の手が欲しい職種の案件が多いです。仕事の内容もよく吟味せず、藁にもすがる思いで飛びつくのだけは注意しましょう。
基本的に事務系は少なめで、法人営業や飲食店勤務が多いということは留意しておきましょう。
仕事を辞めてすぐの時に僕は、リクルートエージェントとJEICという転職サイトに登録をしていました。最終的には、ハローワークで見つけた仕事に就きましたが転職エージェントで培った就職に対してのノウハウなどは現在も役に立っています。自分の適性が面談を通して分かったりもするので一度登録をしておくのがオススメです。
3 人伝いで就職(転職)をする
こちらは、自分の今までの出会いによりますが、やはり先輩や親戚のご縁での就職は強いです。
僕の友達でも、先輩の紹介を受けて飲料会社のドライバーに正社員で就職したような人もいます。
また、大学時代アルバイトを頑張っていたり、一目置かれる働きぶりをしていたような人であれば、正社員になることの提案をもらえることがあります。
僕の弟ではありますが、アルバイト先の家電量販店で家電を700万円分販売したこともあり、店内でもよく社員になることを勧められていたようです。
人生で今しかできないことを選択した方がいいと思います。
これは就活に限らない話ですが、人生にはその時にしかできないことが必ず存在します。
過ぎ去った時は二度と戻って来ないわけですから悔いのない選択をみなさんにはしてほしいものです。
僕は、就活を中途半端に行なった結果、中途半端になりこのようになりました。
だいたいここに書いたのですが、結果3ヶ月で辞めてしまっただけでなく、社会で役に立つスキルを何一つも身に付けずここまできてしまいました。
人生絶賛周回遅れ中です。今それなりに取り戻そうとしていますが、同じ行為でも学生の内にやるのと社会人になってからやるのでは勝手が違います。
人生にはいつでもやり直すことはできますが、今その時だからこそ味わえる達成感だったり、想い出があるという事も事実です。
ぜひとも僕みたいにならないように、自分の人生を皆さんには自分で切り開いて欲しいです。