【日雇い体験談】単純労働が僕に教えてくれたこと
日雇い労働の定番といえば、やっぱり工場勤務ですよね。
僕は、地方に住んでいるのでやはり日雇いの求人は少ないのですが、その少ない求人の中でも工場勤務は多くの割合を占めています。
僕自身も、食品から化粧品まで色々な工場で流れ作業をやりましたが、今回はその中でも一番辛かった工場でひたすら網を置き続ける仕事です。
1 どんな工場だったのか
僕がその時訪れた工場は食品の工場で、中華まんの製造を行なっているところでした。
そした工場に到着し、仕事を振り分けられると、僕に与えられたのがライン作業の中でも一番最初にベルトコンベアに網を置くという作業でした。
そのベルトコンベアには、ベルトがついておらず、網があって初めてコンベアの意味をなすようなラインでした。
そしてそこに網をおき、その網の上に機械が作った中華まんの生地が乗っかって次の工程に進むというような感じです。
つまり、僕が網を置くのが遅れると中華まんの生地がかなりの量無駄になるということなので結構プレッシャーがありました。
しかし、作業の内容はすごい簡単なので最初のうちは「こんなんで時給1000円とは!最高やん( ^∀^)」なんて思っていました。
しかし、そんな気持ちは開始してから1時間を過ぎた辺りからなくなりました。
2 早く終わらせたくてもできないという虚無感
基本的にライン作業というのは個人のペースではできません。あくまで機械様に合わせなければならないのです。そのため、どんなに頑張っても早く自分の作業を終わらすということができません。
仕事が終了するまで機械様とベルトコンベア様に仕える必要があるのです。そういうこともあり、一回の作業が早過ぎても待たなくてはいけないですし、遅過ぎてもライン全体に迷惑がかかります。
なのでどんなに楽だと思っていてもそんな気持ちは数時間でなくなり、後は「早く終わってくれ〜( ; ; )」という叫びに変わります。
3持ち場から離れられない
一回作業が始まったら、その工場のラインからは休憩になるまで離れることができません。そのため僕は網をおき続けるために立ちっぱなしでした。そうすると結構腰が痛くなってくるんですよね。
その他、コンベアにのせる網もそれなりに重いので腕も結構疲れます。やっぱり楽な仕事ってそうそうにないですよねORZ
この作業を少しでも楽にするために行ったこと
1 ロット単位で時間を計算する
この中華まんの工場に限りますと、ベルトコンベアに置く網を棚に入れて数百枚単位で担当の人が持ってきます。
これを全部ラインにおくと大体15分くらい経過します。そこから計算して「この網の入った棚を〇〇個置けば〇〇時間になる」と頭に入れておけばほんの少しモチベーションアップに繋がります。
2 腹筋に力を入れる
僕は20数年生きてきて初めて気づいたのですが、背中が痛い時お腹に力を入れるとほんの少し背中が楽になります。
確かに年をとると腰が悪くなる人が多いですが、おそらく腹筋の力がなくなり腰への負担が大きくなる結果だと思います。
僕はこの仕事を通じて、腹筋を鍛えることの大切さを学びました!こんな単純な作業でも人生に気づきを与えてくれるものなんですね♪
3 自分の世界に行く
これは、前回の記事でも紹介しましたが、本当にやる作業が単調な時は自分のことを振り返ると結構時間が過ぎるのを早く感じることができますよ。
工場の流れ作業だと少し気をぬくとライン全体に迷惑がかかりますが、作業が止まらない程度に自分のことを見つめ直すのもオススメです。
腹筋の大切さに気づかせてくれてありがとう(錯乱)
いかがでしたでしょうか。僕はこの仕事を通じて腹筋を鍛えることの大切さを知ることができました。しかし、肉体労働全てに通じる話ですが、ほとんどの作業が腰に負担がかかるものです。
いつ自分がクビになるかも分かりませんので、肉体労働のためのリスクヘッジや健康的な肉体を手に入れるためにもぜひ腹筋を鍛えておきましょう。