【日雇い体験談】意外としんどい看板持ちの仕事
皆さんは、「看板持ち」という仕事を知っていますか?
看板持ちとは、新築の住宅など案内する為に、交差点などで矢印の書かれた看板を持って座るお仕事のことです。
よく、外に出ると見かける人も多いですが、あれも日雇いのお仕事で結構あります。時給もそんなに悪くないので、中々人気です。しかし、この仕事も一見楽そうに見えて地味に疲れる部分があります。
今回は看板持ちの日雇いのメリット、デメリットを僕の体験談を踏まえて紹介していこうと思います。
看板持ちのメリット
1 本当に何もしなくていい
1番のメリットは何と言っても、ただ看板を持っている。もしくは何かしらの方法で看板を立ててそれをみていればいいということです。いやね、本当にこんなんでお金もらっていいのかというぐらい楽です。
僕は矢印の書かれた木の看板を持つことになったのですが、椅子は支給されたので椅子に座って自分の目の前に看板を立てかけるような形で看板を持ったので腕もそんなに疲れませんでした。
2 人生を見つめ直すことができる
看板持ちのお仕事は正直何もやることはありません。そうすると、圧倒的な暇があなたに襲いかかってきます。そんな他にやることもない時間が多いと嫌でも色んなことを考え始めてしまいます。メリットにもデメリットにもなりますが、せっかくですので看板持ちの仕事をしている間に、今後や自分の内側を見つめ直すしてみるのはいかがでしょうか。
3 時給がそんなに悪くはない
あとはやはり気になる時給ですが、日雇いでやっていた時はだいたい1000円くらいもらっていました。1000円であればコンビニのアルバイトなんかよりも時給が高いです(地方のコンビニの場合)。
ですので、日雇いの条件を満たしている人で急にお金が必要になった時なんかにも嬉しいお仕事です。
ここが辛い看板持ちのお仕事
1 ただひたすらに暇
一番は、これです。本当に何もないので、ただひたすら時が流れるのを待つだけです。この看板持ちの時間をどう捉えるのかは個人によりますが、多くの人にとっては時が過ぎるのが地味に苦痛に感じます。
僕の場合は、元々落ち着きのない方なので結構苦痛でした。そのため少しでも退屈をしのぐために様々な技を編み出して、暇に対抗しました。
2 何やかんやで夏冬は辛い
基本的には屋根のない野ざらしの場所で看板を持つ訳ですから天候の影響はモロに受けます。
特に夏冬は日本の四季の洗礼を受けること間違いなしです。寒いならまだ何とか対抗策はありますが、夏は本当にしんどいです。汗をかき続けて倒れそうになりました。やはり水分補給をこまめに行いながら取り組んだ方がいいですよ。
3 場所によってはさらに地獄になる
当然看板持ちの仕事も不動産や目的のものあってのお仕事ですので、その近くで行うことになります。
なので街中に新しくできた新築住宅とかであれば交通量の多いところで看板持ちを行うことができますが、田舎のリノベーションした物件の案内なんかだと本当に人が誰も来ないような場所で看板持ちをすることになります。
僕は以前看板持ちの際に、田舎の古民家をリノベーションした住宅の案内板を持ったことがあるのですが、周りは田んぼと山しかない場所でした。
本当に鳥の鳴き声しか聞こえないような場所で看板を持ち続けましたので、五感を刺激するものすらありません。冬の厳しい寒さも相まり本当に仏教の修行みたいな感じでした。
僕はこうして暇と戦いました
1 自分の世界に行く
ひたすら頭の中で色々なことを考えました。本当にこのまま日雇いでいいのだろうか、自分の何が社会で生きていく上でダメだったのかをひたすら考えました。
まあ、それでも人生の問題において
何の解決にはならないんですけどね٩( ᐛ )و
ただ、やはり自分を見つめ直すには最適な時間になります。自分自身と対話を繰り返していくことで、結構暇を潰せたりします。そして自分を見つめ直すことができますよ。
2 行き交う車のナンバープレートを眺める
これが意外とおススメです。自分の目の前を通り行く車のナンバープレートをみてその4桁の合計を次の車が来る前に頭の中で回答するという行為です。
幹線道路沿いに配置されないと難しい技ではありますが、これで結構退屈をしのぐことができました。
足し算に飽きたら引き算、掛け算と計算を変えていくことで飽きをなくせるだけでなく、計算能力の向上にも繋がります。
3 瞑想を行う
せっかく修行僧のような状態にされるのであれば瞑想もまた一つの時間潰しの方法としてはありです。
ただ、目を瞑るのはやめましょうね。雇用主の方は時々看板持ちの人がサボっていないか見に来ますからね。
瞑想のスタイルにもよりますが、目をあけてやるという方法もあるらしいので事前にやり方を抑えておくと心身のリフレッシュをしながらお金をもらえるという仕事になるかもしれないですよ。
4 ワイヤレスイヤホンとスマートウォッチを使ってpod castを聞く
いくら暇とはいえ、基本的に携帯をいじるような行為は看板持ちであってもNGです。しかし何かしらの娯楽が欲しいという人にこのコンボです。髪で耳が隠れている人であれば手首をいじるだけで音楽や英会話教材を聴きながら看板持ちを行うことができます。
ただし、あくまで自己責任になりますのであまりこの方法はオススメしません。
僕はよくapple watchとBluetoothのイヤホンを組み合わせて音楽なんかを聞いています。
また、スマートウォッチはなくても生きてはいけますが、あると結構便利です。
ちなみに、こちらの方法を使うと実質apple watchをお得に買うことができますよ。
交通量の多いところなら計算、山奥なら瞑想?
いかがでしたでしょうか。看板持ちという仕事を一つとっても、その物件のある場所や天気によってしんどさは大きく変動します。
基本的に交通量が多いところであれば、ナンバープレートの計算。山奥で静かな場所であれば、瞑想なんかがいいかもしれません。
また、天気や季節の対策はしっかりしないと体調を崩す原因にもなるので、暑さ寒さ対策は必須です。
何はともあれ、地味ながらも地方であればそれなりにお金を貰える日雇いですのでぜひやってみてください!
まずは試しに看板を持って自主練しときますか!