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東ロボプロジェクトが生み出したボーダーライン偏差値57

 受験勉強したことありますか?

って聞けば、大抵の人は大なり小なり、勉強をしてきたかと思います。僕は、中途半端に受験に挑んだので高校も大学も大したところへは行っておりませんORZ

 で、話は変わるのですが「東ロボプロジェクト」と言うものをご存知ですか?

21robot.org

 

 このプロジェクトは文字通り、AIだけで東京大学の入試を突破できるのかと言うプロジェクトです。


 近年話題になった囲碁の欧州チャンピオンがAIの「alpha go」に敗北したニュースのように、AIで人を超える?みたいなプロジェクトです。

wired.jp

 

 で、結果はどうだったかと言うと、結局東ロボくんは東京大学には入ることができなかったみたいです。

 巷では、失敗だと言われていますが、この結果は今の日本の学歴社会に一石を投じるものだと思います。それが偏差値のボーダーライン「57」です。

 そして、この結果は学習への姿勢を大きく変えるものなのではないでしょうかという感じで、書いていきたいと思います。

 

成長した東ロボくんの偏差値57ってどれくらい?

 ブログのタイトルにもある通りの偏差値57なのですが、東ロボくんプロジェクトが始まり、東京大学合格を断念した時の東ロボくんの偏差値です。

 やはり、現代のAIだとどうしても受験勉強とはいえ、苦手な部分が出てくるから合格を断念したっぽいですね。

 ちなみに偏差値57がどれくらいかと言うと、こんな感じです。

daigakujyuken2.boy.jp

 

 2018年現在だと、上智大学の神学部やMARCHだと法政大学のほか、日東駒専の大学がいくつか入っています。

 

東ロボくんの偏差値が示した一つの事実


 この、事実が何かと言うと日東駒専と同等かそれ以下の偏差値の大学入試は現代のAI技術で攻略できてしまう可能性があると言うことです。

 AIは現在、膨大なデータの中から最適な選択をすると言う点においては既に人以上のものとなっています。

 一方で、論理的な思考や、状況などを読み取って的確に答えると言うものは苦手です。つまり逆に言えば知識を覚えているだけで合格できてしまうような大学が一定数存在しているということです。

 今回の東ロボくんが叩き出した偏差値57という数値は詰め込みの勉強だけである程度対応できてしまう大学と学部が一定数あるということをあぶりだしたのではないでしょうか。

 

受験勉強って一体何なの?

 確かに、勉強は非常に大切ですし、学歴社会の根強い日本では尚更偏差値の高い大学へ行くのに越したことはありません。

 しかしそれでも東ロボくんが受験はある程度のレベルの大学であれば、AIだけで合格できてしまうという可能性を提示しました。

 AIに仕事が奪われるだとか、人間が必要なくなるだの騒がれている現代にこれほどの衝撃的な事実があるでしょうか。

 かつて、一生懸命頑張って勉強してきた受験勉強が、大学のレベルによっては機械でもできる作業になってしまったのです。

 言い方は悪いですが、偏差値57くらいであれば、AIと同じ学習レベルであり、真っ先に機械にとって代わられるのかもしれないです。

 僕もそんな人間の一人なんですけどねORZ

 

勉強のあり方が変わる?

 技術が日進月歩で進む現代において毎日勉強をしていかなくては、置いていかれてしまうのは当然でしょう。

 しかし、だからと言ってAIでもできるような詰め込み学習で受験に対応していっていいのでしょうか。

 僕は実際にAIと同様、パターンで覚えるという学習方法で勉強してきました。丸暗記のため、当然ある一定のラインで偏差値の伸び止まります。

 でも続けるしかなかったんですよ。丸暗記こそが、一番勉強している感じがあって親が喜びますから。それに手っ取り早く点数を稼ぐ方法でもありましたから。

 で、何が言いたいのかというと、世の中の親世代には東ロボくんの示した事実を受け止めてほしいということです。

 もうね、受験でいい大学に行く=頭の良さではないんですよ。偏差値とテストの点数じゃないんです。もう機械である程度できちゃうんですから。

 それよりも、貴重な青春時代を自由に使わせてあげて自分の好きなもの伸ばしたり、配慮とか空気を読むなどのコミュニケーションを育む場を提供してあげましょうよ。 

 現在の30年後も残っているだろうと言われる仕事の大部分は、コミュニケーション能力の要する肉体労働です。

 虚弱体質には無理だと思われますが、2019年現在でも荷物を運ぶ際の肉体補助をしてくれる機械が導入されている現代です。肉体的負担はどんどん減っていくでしょう。

 しかし、このコミュニケーション能力というものは中々身につくものではありません。出会ってきた人間の数と様々な経験、会話の量で培われていくのです。

 僕は実際にコミュニケーション能力が低くて、社会に出て結構苦労しています。それでも今、一歩一歩身に付けようとしています。

 このような苦労をしないためにも、知識を入れる部分はそこそこに改めて、すぐにはテストの点数に反映されない論理的思考や、機械にはできない部分の能力向上にリソースを割いていった方がいいのではないでしょうか。

 

進路選びが昔と大きく変わった現在

 以前もこのような記事を書きましたが、レールの上の人生というものは大学どころか、下手したら中学校くらいまでしかないのかもしれません。最悪、生まれた時から自分で道を切り開いていかなければならないのかもしれないです。

www.tanilistmistvalley.com

www.tanilistmistvalley.com

 

 で、何が言いたいのかというと、昔の日本だと「どこに所属している」というのが重要だったと思うんですけど、今は「自分は何ができて何者なのか」というのが重要になってきているように感じます。

 当然、できることであれば得意なものの方がいいでしょうし、それを早く磨き上げてものにしていくのには、若いうちに見つけていった方が得です。

 ですので、受験も大切ですが、アキレス腱が切れるくらい背伸びしても、ある程度の大学にしか行けないと気づいたら、ゆとりを持っていけるレベルの大学を選んで、その分自分のできることを増やしていった方がいいですよ。

 ですので、早い段階で自分がどう行きたいのかを見つけられた人間が現代社会では、ある意味自由な存在になれるのかもしれないですね。

 今日はそんな感じです。ムシキングの記事との落差はすごいですね。まあ、頑張るしかないんですけどね。

 以上で〜す。

 

 最近この本を読んで記事書いてみました!AIへの誤解が解けるかもしれないですよ