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僕は君たちに武器を配りたいの書評、就職までも投資だという発見

 こんにちは、今回は柄にもなく書評を書いてみようと思います。
先日、意識高い系中島ブログを読んで気になった本があったので読んでみました。

www.nakajima-it.com

 

 自分も20歳に投資という行為に魅力を感じて、今に至っているので関心もあることから読んでみました。

 実際に、読んでみると投資家的な思考について知ることができるのですが、僕として驚いたのは、就職して企業に勤めることも投資ということです。

 僕自身も、さすがに終身雇用はもうないなと感じていますが、まさか転職を繰り返していくことも投資なのだということが大きな発見でした。

 投資というと、なんか金融商品だったり、資産にお金を使うようなイメージがありましたが、自分の労働力を高めてより良い会社に就職をするのもまた投資だということらしいです。

 今回は、個人的に大きな発見だったと感じております就職という行為も自分への投資だということについて書いていきたいと思います。

 

コモディティになってはいけないということ

 まず、第一にこの本では他の商品と差別化できないコモディティになってはいけないということを主張しています。

 企業がコモディティ化すると、価格で勝負していくことになり必然的に従業員にしわよせがあり、ブラック企業化しやすいということが挙げられています。

 これについては、言うまでもなく誰でもできるということは、誰が入社して働いても変わらないということです。とすると、いくらでも変えは効くので労働条件は悪くなっていきますよね。

 本書では代表例で、某英会話スクールの例(いっぱい聞けていっぱい喋れる奴)でしたり、テレビ広告をバンバン出しているような企業を挙げています。

 このような企業は一度お客を捕まえれば利益が出たり、従業員へのコストを減らすなど、若者を奴隷のようにして収益を上げていると紹介しています。

 ここからも分かるように今後就職をして快適に生活を行っていくのには、できるだけ差別化できる労働力になっていく必要があるということです。

www.tanilistmistvalley.com

 

 この記事でも書いてみたのですが、労働力としての希少性を高めていくことがそういったコモディティ企業から脱することができるのかもしれないです。

 ただ、みんなの働きたがらない時間に働いていくという訳ではなく、自分の経験によって培ってきた「自分にしか提供できない価値」に磨きをかけていくというものです。

 また、逆に言えば若いうちだったりそういったビジネスモデルで企業活動をしているところがいくつかあるということは、選ばなければ就職ができるというわけです。

 ただ、人生の手札が多いうちはそのようなコモディティ企業に入らないというのが賢い選択なのかもしれないです。

 

2今勢いのある企業は今が旬

 日本にもたくさんの企業がありますが、その中で一定数メディアでも注目されるくらい急成長している企業があります。

 ただ、投資でもあるように今が絶好調なところは暴落し、今誰も手を出したくないような案件に投資することが成功の秘訣であるように就職も同様だということです。

 企業も同様で今勢いのある企業に入っても、その後すぐに倒産したり業績が傾くようなことも多々あり、メディアで注目されたり就職ランキングが上位だからといってその企業に入社を決めようとしてはならないということです。

 本書で紹介しているのは逆に「ニッチな企業」であり、今はこの売上だが10年20援護にはすごい利益になるような企業に入ることを勧めています。

 確かに例にも挙げられていましたが、初期のグーグルやフェイスブックなんて学生がガレージみたいなところで始めた企業ですからね。

 そこに無限の可能性を感じて初期に投資をしていたような人たちは、莫大な利益を上げたのは言うまでもないでしょうし、やはり未来を見据えて会社を見る必要があります。

 

3最大の投資はやはり自分への投資

 そして個人的に一番この本で一番気に入っていて耳の痛い部分が「自分の力でやったことだけが、本物の自分の武器になるのである。」というフレーズです。

 自分でやってきたことだけが、今後の人生の役に立てられるというのは、非常に聞いてて辛かったです。

 僕自身も、割とノウハウコレクターなところがあり、頭に知識があればなんとかなると、いまだにペーパーテスト脳です。

 でもやはり、自分の頭で考えて自分で結論を出すという作業はとても苦しいですが重要な作業になります。

 僕は重要な判断、決断さえ人に任せていたから人生失敗してきたわけです。

 そして、自分の下した決断を元に今後の将来を見越して限られた時間を自分の何の能力を上げていくのかに振り分けていく訳です。

 ただ、その前には自分の目標でもある「どうしたい」が必要なんですけどね。

www.tanilistmistvalley.com

 

 だからおそらく、この先行きの見えない中で幸せな人というのは「自分のやりたいこと」に向き合って納得して、それに基づいて生きている人なんだとお思います。

 例えそれが投資家的な思考ではなくても自分にとって、「いい」と感じた生き方に合せて行動を取れて、ライフスタイルを確立させているんでしたら。

 

4投資家的就職スタイルについてまとめ

  とまあ、このように就職というのも先のことを予測したり、自分の労働力としての価値を差別化するなどの重要性が書かれていました。

 他にも投資家的な思考についての書かれていますので気になった方は一度購入をして読んでみてください。

 今回の就職についてはまとめるとこんな感じです。

  • 今勢いのあるところではなく、これから物凄い成長を見せてくれるようなニッチな企業に入る
  • 企業はいつまでも栄え続けることはないので、時の流れを読んで次勢いの出てくる業界について調べてそこで通用する能力をつけていく
  • 企業に衰えや先行きを感じなくなってきたら次のこれから伸びる業界に転職していく
  • これを繰り返していく

 と、僕は解釈しました。これから伸びる業界を予想して入社し、働き今後の時代に伸びそうな分野で活躍できるように能力を上げて次の会社に行く、これの繰り返しに今後の就職はなっていくんだと感じました。

 確かに2019年現在でも転職の市場は伸びていますし、とりあえず3年の風潮も少なくなってきています。

 本書にもありましたが、これからますますグローバル社会では普通の「本物の資本主義」の波がやってくるとのことです。

 「乗るしかない、このビッグウェーブに」なんて言いたいですけど自身はないですね。でも、やっていくしかないんですよね。一緒に頑張っていきましょう。

 今日はそんな感じでした。

 

以上でーす。

 

 

僕は君たちに武器を配りたい

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僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫)

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