2億円事件から見る今後の広告の形
やあ、年越しそばでも食べてゆっくりしておりますか?
僕も現在年越しそばを食べながら書いている次第でございます。
それよりも、みましたか?幸楽苑の年末年始全店休業通称「2億円事件」のことを。
すごいですよね。どの企業も稼ぎ時で外食産業なんかなおさら休業していられないのにこの決断は。
それよりも1日休むだけで2億円の機会損失を被るとはラーメンチェーン店大手には頭が上がらないですね。
日本の、元旦でも当たり前にお店が営業しているという問題に一石を投じましたが、それよりも感じたのが
あれ、2億円の利益がなくなるっていうけど、広告費とも捉えられない?
ということです。
なぜ、広告宣伝につながるのか
普通に考えれば、純粋なお店の損失ではありますが、外食産業、ましてや日本のサービス業の中でどこもやっていないような取組を行ったことで、幸楽苑は大きく注目されました。
それだけではなく、外食産業=ブラックという労働環境が悪いというイメージがつきまとう業界でこのような年末年始休業宣言は企業のイメージアップにもつながります。
実際に居酒屋チェーン店のワタミグループは労働環境問題により手痛い結果を招きました。
様々な労働問題が明るみになり、もはやブラック企業の代名詞とも言われるまでになってしまったワタミは客足が遠のき、2015年には赤字に転落してしまいました。
現在は、労務環境がかなり改善されそこんじょそこいらの飲食店なんかよりかなり
ホワイトな労働環境になったようです。
しかし、ワタミという名前の店舗を減らし、グループ内のワタミの名前を持たない店舗を拡大していることから分かるように、一度染み付いた負のイメージは中々消えないようです。
商品の販促や、広告CMの作成だけがCMになりうる訳ではない。
まあ、このように中々斬新な肉を切って骨を断つような発表を行いましたが、おそらく幸楽苑は今回の一件でかなりイメージが良くなったのではないでしょうか。
そして、SNSが集客のメインストリームになりつつある今日この頃を考えると広告宣伝も、チラシやCMの枠組みから解放されていくのかな〜と感じました。
実際にレシート買取アプリ「ONE」なんかは、スタートアップ企業とコラボすることによって顧客に欲しい情報を提供するだけでなくスタートアップ企業の宣伝の場になっているという側面もあります。
実際に僕もONEで、レシートや画像を買い取ってもらうことを通じて多くのスタートアップ企業のサービスを知ることができました。
話は戻りますが、年末年始が休みになる店舗が増えることは正社員にとっては嬉しいですが、時給で生計を立てているアルバイトの人なんかには手痛いです。
若干流行りにのっかているようですが、今回の幸楽苑の取組はサービス業ひいては日本の労働問題に一石を投じてくれるものだと思います。
終わりに
まあ、広告というものの見方は少し、「所詮はいい企業アピールじゃねーか」というような穿った見方になってしまうのであまり良くはないですよね。
この一件をきっかけに働き方改革が進んでくれるといいですね。
最後に、先進的な取組を始めた幸楽苑さんへ一言書いて締めくくろうと思います。
「半チャーハンじゃなくて単品のチャーハンをメニューに入れてください( ;∀;)」
あれ美味しいんですけど、一つじゃ物足りないんですよ。かと言ってラーメン頼まないで半チャーハン二つ頼むのもなんかあれですし。
まあ、今日明日はお休みみたいですので、うどんでも食べましょうか(間をとって)
ともかく今後の動向に期待ですね。なんか株価も意味わからないくらい上がっておりましたし。
終わり